求人のすり合わせ

求人を出す前に、企業の希望と市場のずれを確かめる機能。企業に聞くこと、推定年収帯の計算のしかた、企業向けの資料、警告のしくみ、出典をまとめます。

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「すり合わせ」は、企業の求人条件と、実際に動いてくれる求職者のあいだのずれを、求人票を書く前に見つけるための機能です。企業に何を聞けばよいかと、年収がどのくらいが妥当かの見立てを出し、企業に見せる説明資料も作れます。AI の見立ては参考です。最終的な判断は担当者がしてください。

入口は 2 つ

  • 求人の詳細 > 求人票タブ > 「すり合わせ」。画面上の切り替え(今の求人票|すり合わせ|求人票を書く)から開きます。本文がまだ無い求人では「すり合わせから始める」のボタンからも入れます。
  • 求人の概要タブの「気になる点」。条件に気になる点があるときだけ出ます。押すと、すり合わせの画面へ移ります。

使い方

  1. 「統計の職種」を確かめます。求人名から近い職種を自動で選びます(違えば選び直せます)。
  2. 打ち合わせのメモがあれば貼り付けます。なくても始められます。
  3. 「人材像と聞くことを出す」を押します。来てほしい人・求人条件とのずれ・企業に聞くことが出ます。
  4. 企業の答えを書き込みます。入力は自動で保存されます。「答えを反映して更新」を押すと、答えを踏まえて見立てが更新されます。
  5. 話がまとまったら「企業向けの資料を作る」を押し、印刷またはPDF保存で企業に渡します。人材像・重視すること・訴求の提案は、求人票を書くときの材料として引き継がれます(年収などの条件は、求人に反映したものだけが使われます)。

画面を開いただけでは AI は動きません。ボタンを押したときだけ動きます。

推定年収帯の計算のしかた

画面の「推定年収帯」は、次の 3 つの材料から計算します。

  • 自社の登録者:同じ職種の候補者の希望年収。人数 n で扱いが変わります。5 人未満は計算に使わず参考表示のみ、5〜9 人は重み 0.5、10 人以上は重み 1。代表値は中央値です。
  • 国の統計:厚生労働省の賃金構造基本統計調査から求める、その職種の年収。重みは 1 です。
  • AI の推定:統計や自社データで足りない部分を補う一般的な見立て。重みは 0.5(ほかに材料がないときだけ 1)。画面には必ず「推定」と出ます。

計算は次の順です。

  1. 材料の代表値を、重みをかけて平均し、中央の値を出します。
  2. 中央の値の 上下 15% を推定年収帯にします。1 つの材料の端に引っ張られて広がりすぎないよう、幅は材料の最大・最小ではなく中央からの割合で決めています。
  3. 国の統計は「相場の床」として使います。統計が中央以下のときは、下限を統計の値まで引き上げます。
  4. 国の統計は 残業代を含みません(所定内給与×12+年間賞与)。そのため、広告に載る年収より低めに出ます。また 全国値 で、地域別の差は反映していません。

「根拠」の表示は、材料がどれだけそろっているかを表します。

  • 多い:使える材料が 2 つ以上(自社データ 5 人以上+国の統計など)。
  • ふつう:使える材料が 1 つ。
  • 少ない:AI の推定だけ。

材料どうしの代表値が中央から 20% を超えて離れているときは「食い違いあり」とし、根拠を 1 段低く見ます。材料が 1 つも無いときは、数字を出しません。詳しい内訳は、画面の「根拠を見る」から確かめられます。

企業向けの資料

「企業向けの資料を作る」で作る資料は、企業に見せてよい情報だけで作ります。

載せるもの

  • 来てほしい人の像、求人条件とのずれ、見直しの提案
  • 国の統計の数字と出典
  • 年収の推奨値と、その出典付きの根拠
  • 「当社の登録者データを載せる」を選び、かつ該当の登録者が 5 人以上 のときだけ、自社の登録者の集計値

載せないもの(資料の元データにも渡しません)

  • 個々の候補者の情報(氏名・経歴・面談メモなど)
  • 5 人未満の集計
  • AI の推定だけの年収、根拠が「少ない」年収帯

自社の登録者データは、既定では載せません。資料を作るたびに、載せるかどうかを選びます。

AI の回数

  • 人材像・聞くことの分析(「人材像と聞くことを出す」「答えを反映して更新」):1 回
  • 企業向けの資料を作る:1 回
  • 警告の表示、統計の職種の自動選び:0 回(AI を使いません)

画面を開くだけでは減りません。回数の考え方はAI の利用回数はいつ減るのかも参照してください。すべてのプラン(Free を含む)で使えます。

気になる点(警告)

求人の概要・一覧に、次の条件に当てはまるときだけ表示します。AI は使いません。

  1. 年収の上限が、推定年収帯の下限より低い(根拠が「少ない」ときは出しません)。
  2. 登録から 30 日たっても選考が 0 件(募集中の求人だけ)。
  3. 必須要件が 6 個以上。
  4. 年収・勤務地・雇用形態の空欄がある(募集中の求人だけ。年収は下限・上限の両方が空のとき)。
  5. 選考終了の理由のうち、同じ理由が 3 件以上かつ過半を占めている。

概要・一覧の年収の警告は、最後に分析したときの推定年収帯で判定するため、分析し直すまで「すり合わせ」の画面の推定年収帯と違うことがあります。

出典

  • 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年(2025年)第5表 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計・企業規模計10人以上・男女計)(e-Stat の公開ファイル)
  • 厚生労働省「転職者実態調査」(雇用の構造に関する実態調査)令和7年 表11 自己都合による離職の理由別転職者割合(厚生労働省の公開ファイル)

どちらも 2026-11-04 に取得したものです。新しい年の調査が公開されると、取り込み直したうえで更新します。

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